「あなくつ」のおもちゃばこ

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Redmineをセットアップしてみた

会社でRedmineを使いたくてセットアップしてみた。一応バグトラッキングはMantis使っていたんだけど、リポジトリのビュアーなど便利な機能が付いていたので乗り換え。

今回の設定項目は下記の通り

  • Redmineを使えるようにする。
  • Google AppsのOpenID機能を使ってRedmineにログインできるようにする。

Redmineのセットアップ方法はいろいろなところに書いてあるので、それを参考にすればいいでしょう。ただし気をつけたい点として、Ruby 1.9.2ではうまく動かなかったので、一世代前の安定版1.8.7を使うことでしょうか。1.9.2だと日本語のデフォルトデータを読めなかったり、一部のページでエラーになります。

OpenIDはRedmine 0.9から標準対応しているようですが、OpenID用のRubyモジュールが必要です。ま、gemで一発です。

gem install ruby-openid

これでOpenIDでログインできるかと思いきや、Google AppsのOpenID URLではログイン出来ないようです。調べてみるとGoogle Appsに対応するには少し手を加えないといけないようです。具体的には、「/app/controllers/account_controller.rb」と「/config/environment.rb」を修正します。修正内容はこちらのチケットを参照してくださいな。

requireしている「gapps_openid」はプロジェクトのページにあります。ダウンロードページからパッケージを取得して、下記のコマンドで取り込みます。

gem install -l ruby-openid-apps-discovery-x.x.x.gem

これで一通りセットアップおっけー。OpenIDを使う際には「管理」-「設定」-「認証」から「OpenIDによるログインと登録」をチェック入れて許可しておきましょう。また、ユーザーごとにユニークなOpenID URLが必要なので、ユーザー編集ページでURLを指定しておきます。URLは下記の方法で取得できます。

  1. Redmineへの登録がオープンの時は、ログインフォームの「OpenID URL」に下記のURLを入力してログインボタンをクリック。
  2. Googleからもどってきたときに、ユーザー登録フォームの「OpenID URL」にすでにユニークなURLが入った状態になるので、そのまま登録。
  1. Redmineへの登録がクローズの時は、ログインフォームの「OpenID URL」に下記のURLを入力してログインボタンをクリック。
  2. Googleからもどってきたときに、ログインフォームが表示されますが、その時アドレスバーのURLの「openid.identity」パラメータをURLデコード。
  3. デコードしたURLがユニークなURLなので、ユーザー編集ページから設定。
https://www.google.com/accounts/o8/site-xrds?hd=example.com

ログイン時は、ログインフォームの「OpenID URL」に上記のURLを入力してログインボタンをクリックするだけ(他は空で良い)。これでシングルサインオンでRedmineが使えます。

ちなみに、普通のGoogleアカウントでOpenID使うときは下記のURLで上記と同じことができます。

https://www.google.com/accounts/o8/id

タグ : Google Apps,OpenID,Redmine,シングルサインオン

2010/10/28 00:54:41 | Trackbacks (0) | Comments (0) | Technology

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